紅麹って何から始まり、その効果、効能、摂取方法などを解説していきます
紅麹は日本人が日常食べていて、慣れ親しんでいる味噌・醤油・清酒等に用いられる「黄麹」の仲間で学名を「モナスカス属」と言います。
お酒や味噌・醤油などを作る時に使用される麹の一種ですが、一般の麹とは異なり 鮮やかな紅色をしているので 紅麹と呼ばれています。
紅麹は古くから中国・台湾地方で紅酒、老酒などの製造原料として利用されてきました。
紅麹は中国では伝統的な健康食品であり、2000年以上にもわたって健康食として食されています。
中国の古い書物「本草網目」にも記されているように、紅麹は消化を助け、血の巡りを良くし、内臓を強くする効能を有する漢方薬としても活躍しています。
日本では、病後の滋養食としてわずかに生産されとても貴重なものでした。
この紅麹から、遠藤章氏らは「モナコリンK」という物質を発見しました。
紅麹から抽出されたモナコリンKは肝臓で作られるコレステロールの量をコントロールする働きがあることを遠藤氏らが発見しました。
血管や心臓、肝臓の負担を軽くするはたらきがあり、悪玉コレステロール値を下げ、善玉コレステロール値を上昇させる働きが確認されています。また、血圧を下げる作用があることもわかってきました。
1992年にアメリカ心臓学協会でおこなった臨床実験で、紅麹の摂取を8週間続けたグループは悪玉コレステロールが平均22%も下がったそうです。
ボストンタフツ大学医学部の実験でも8週間にわたる紅麹の摂取により、平均で15%もコレステロール値を下がったのだそうです。
中国でも臨床実験で4年間にわたり調べられました。やはり8週間で20%コレステロール値が下がった結果が出ています。
ではなぜ、紅麹によりコレステロール値が下がるのでしょうか。
まず、体内のコレステロールの約80%が肝臓で合成されているのをご存知でしょうか。
肝臓でのコレステロール合成の過程は、HMG-CoA還元酵素によってコントロールされています。
体がコレステロールを必要としたときには、HMG-CoA還元酵素が多く作り出され、これによりコレステロールが増産されます。逆にコレステロールはもうこれ以上必要ないと判断した場合にはHMG-CoA還元酵素の生産が抑えられ、結果コレステロールの量が減らされます。
人間が、正常ならばこれで問題はないのですが、いろいろな理由により、この還元酵素とコレステロールの量のバランスがくずれるとコレステロールが増えてきます。
紅麹のモナコリンKがこの還元酵素を抑制するので、結果コレステロールが減るのです。
紅麹は副作用などもあまりなく、まれに胃腸の不調を訴える人もいます。
紅麹はサプリメントも販売されていますし、また食品から摂ることもできます。
紅麹を含む食品には、保存を目的としている発酵食品など、塩分の高いものや、酒類などが多いため、食品そのものを大量に摂取すると、かえって栄養のバランスが崩れてしまいます。
中国などでは紅麹を含む発酵食品を調味料がわりに、または材料の一部として料理に使用します。このような使い方をしたほうがからだにとってはいいようです。
紅麹はサプリメントで摂るのがいいようですね。
紅麹にはたくさんの種類がありその中でもモスナカス・パービュレウスを原材料としたものが最もコレステロールを下げる効果があります。
紅麹だから何でもいいわけではなくせっかく紅麹サプリメントを買うのですから、効果の高いモスナカス・パービュレウスを原材料としたものか確認して買いましょう。